狭き門の国立中学
首都圏には、国立中学校が12校あります。筑波大学附属中学校、筑波大学附属駒場中学校、お茶の水女子大学附属中学校、東京学芸大学附属世田谷中学校、東京学芸大学附属竹早中学校、東京学芸大学附属小金井中学校、東京学芸大学附属国際中等教育学校、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校、横浜国立大学教育人間科学部附属鎌倉中学校、千葉大学教育学部附属中学校、東京大学教育学部附属中等教育学校、埼玉大学教育学部附属中学校などです。
国立中学の入試では、かつては抽選がありましたが、今は行われなくなっています。国立中学は、私立中と比べての学費の安さや試験問題の傾向、教師の質の高さなどで人気があり、定員の数倍の受験生を集め、狭き門となっています。付属幼稚園や付属小学校を持つ学校、中学からの学校、双子の研究を行っているため双子枠のある学校など、様々な特色があります。またお茶の水女子大付属では、大学への入学枠も10名と少数ですが確保されています。学費の安さが国立人気のひとつですが、最近の予算削減の流れで少し変わってきているようです。ある国立中学では、公立に比べて金銭的な負担は大きいので覚悟してくださいと事前にお話があったようです。入学金はないものの寄付金が毎年ある学校もあります。私立に行かせたと考えてご協力くださいという、寄付を募る殺し文句もあるようで、公立中学校に比べると、多くの出費はあります。また、定期代のほか、子どもの友人関係がどうしても遠方になるために交際費も掛かります。私立よりは安いけれど公立よりは高いと考えておいたほうが間違いありません。国立中学には、学芸大付属のように約半数しか付属高校に進学できない学校もあります。国立中学校は独自のカリキュラムで授業を組むために授業の進み方は独特のようです。再び高校受験をする可能性もありますので、付属高校への進学率や、もし他校を受験する場合に授業との両立が可能かどうかなど、事前の調査と心構えが必要になります。